応用情報技術者試験合格体験記

公開日:2023/12/23

この記事では私の応用情報技術者試験にいかにして合格までこぎつけたのかを書いています

自己紹介

私は現在(2023/12/21)学部2年生の情報科の大学生です.
最近, Bot開発・Web開発・ツール開発などを趣味でやりつつ, 競技プログラミング(AtCoder)を初めてあと少しで茶色になれそうといったところです.

所持している資格としては, 以下の通りです.

受験結果

受験結果は以下の通りです. ギリギリで合格できました(;^ω^)

午前は解答がすぐに出たため合格点に届いていることは知っていましたが, 午後の解答の発表は合格発表3日前くらいなのでずっとひやひやしていました.

というのも, 午後問題については大手予備校(TAC・大原)などが合っているかは別として解答を作成してくれています.
今回はその解答が割れていて, 自己採点の結果厳しめで55点甘めで68点といった際どい領域にいたため余計ひやひやしていました.
合格すれば100点でも60点でも関係ありません!! (自己正当化...)

午前の詳細な点数と午後の選択については以下の通りです.

午前は特に問題はありませんでしたが, 午後で事故が起きました...
例年比較的簡単であった組み込みシステムが個人的に非常に難しかったです.
この部分が予備校ごとに解答が異なっており客観的に見ても難しかったと見受けられます.

試験対策(午前)

午前は単なる4択知識問題ですので, ひたすら参考書を読み過去問でアウトプットを実施していました.
しかし私は応用情報を受ける1年前に基本情報をとっており, 午前問題に関しては基本情報と被っている部分も多々あり, そこまで苦ではありませんでした.

アウトプットに使用した教材としては, 応用情報技術者試験ドットコムの過去問道場をお勧めします.

このサイトは非常に優秀で, 過去問題を非常に多くテスト形式で実践できます.
会員登録しなくても使えますが, 私は登録していました.
登録すると以下の様に成績レポートや達成度を蓄積できるので, 自分の実力を判断しやすいです.

概ね過去問演習と同じ程度の得点率です.
というのも, 今までの統計的に大体半分は過去問の使いまわしなので, 過去問演習をやればやるだけ安定すると思います.

私は基本情報を取ったうえで応用情報に臨みましたので, 基本情報の過去問道場の履歴も貼っときます.

午前は本当に参考書を一通り読みながら過去問道場でひたすら演習を重ねて突破できると思いますし, 私はそうして突破しました.

過去問道場演習量

応用

基本

解いた問題数

3063問

2692問

網羅度

75.8%

58.7%

試験対策(午後)

午後対策はまず, どの大問を選択するかを選ぶところから始めました.
これは本当に人によってバラバラかと思いますが, ここでは私の場合について述べさせていただきます.

大問の選択

といった感じで, 大問1(必須)を除いて4つ選択をしなくてはなりません.
そして上に書いてる通り選択肢に含まれているのは, 候補のプログラミングを除いてなんと4つこれは, テスト当日もし外れ問題を引いた時に替えが効かないことを意味します.

しかし私は時間が無いことを言い訳にし, 回避用問題の対策を怠りました.
これが招いた結果は後程詳しく書きます.

大問毎に対策

解く予定の大問を決めたら, あとは知識のインプット・アウトプットあるのみです.
しかし, 午後問題は選択問題もありますが, 記述のほうがおそらく配点が高く記述が正しく書けるかが十両になっていくかと思います.

実践した事としては, それぞれの分野ごとの知識を再確認し, 過去問に取り組みました.
記述問題は普通に解き, 解答と照らし合わせて大きくずれが無ければ問題ないと判断し解き進めました.
大きく模範解答と自分の解答が異なる時は, 解説がある場合は解説をよく読み必ず, 模範解答になる理由を理解するよう努めました.

この過去問演習はそれぞれの分野を3, 4回分程度解きました.

大学の図書館にiTECの午後の重点対策という定番?かは分かりませんがネットでよく目にする参考書が置いてあったので軽く選択予定の問題を1, 2問程度解きました.

午前の感想

午前は前述の通り半分が過去問の使いまわしなので, 網羅率をもう少し伸ばして, 間違えた問題をもっと復習すれば高得点が狙えたと思います.
本番で当然全く見当もつかない問題もいくつか出ます. そのような問題にぶつかったときに止まらずに後回しにすることで時間を有効に使えた点は良かったですね.
全く見当がつかない問題でも, ありえない選択肢が入っている場合が多いので, そのような選択肢を除外し少しでも正答できる確率を上げるも合格の一歩につながると考えます.
数点足りなくて落ちた等を回避できます.

午後の感想

午後は, 午前と異なり知識というよりかは理解力の方が大切と感じました.

ただ演習を繰り返すだけでは高得点は狙えず, 問題の本質を理解して身に着けることで他の問題の解決につながると思います.
今回ぎりぎりで突破できましたが, もっと余裕を持つには, 選択肢の逃げを2個程度用意すればよかったと思います.

今回の秋試験では, 個人的に組み込みとネットワークが難しく点数を落としてしまいました.
それに対してデータベースが簡単だったみたいなので, データベースを嫌わずに対策を行なっていればもう少し余裕のある合格を果たせたのでは無いかと感じています.

大門ごとの時間配分は特に気をつけました. 試験時間は長いですが, 一つの大門に時間をかけすぎても本来解ける問題が解けなくなる恐れがあります.

私は分からなくても大問1つに対して最大20分を設定して取り組みました. 試験時間が150分なので, 20x5で50分余ります.
この余った50分でもう少し考えれば解けそうという問題に時間を当てて最後まで粘りました.

まぁ, 言いたい事としては選択の保険をしっかり作ろうという事です.
今回私は, 時間が無いことを言い訳にし保険を作らなかった為にギリギリの戦いを強いられました.

今後受ける方は最低でも一つ, つまり必須選択を含め5つの大問を解ける様にしとくと心の安寧を保てると思います.

さいごに

今後受ける人は頑張って下さい.

私は応用情報を取得したことによる高度試験の午前1免除を活かす為に, ネットワークスペシャリストかセキスペを取るか悩み中です!

より高度なITライフを!